今年もあと1日ですねぇ。
2021年を総括すると、
表層と内層の差が激しい年でした。
新作ゲームのメインキャストのオーディションをかけたのが4月。
キャストさんが決定して、身辺賑やかになりました。
シナリオもガシガシ進めていたのですが、
時期を同じくして4~5月は、
今年一月に特養に入所した母の食が細くなり、
心肺停止からの蘇生、といった連絡が屡々入るようになった時期でもありました。
6月に入り、経口摂取が難しくなってきたので
胃ろうを付けるかどうか検討して欲しいと言われ
父と兄と一緒に話し合い、本人の意思を尊重しようとの結論に達しました。
夜だったので翌日施設に伝えようということで話がまとまり・・・
次の朝、母は眠るように逝きました。
施設から連絡を受け、父が到着した時はまだ少し温かかったそうです。
胃ろうの設置を話し合うまでもなく
「私は私のタイミングで逝きますよ。」
という母の意志が感じられました。
6月以降は、独りになってしまった父の心身のケアをするために
実家に行く頻度を増やしました。
心臓と腎臓に疾患を抱え、母の介護中に脊椎を圧迫骨折した後遺症もある父に、
寂しさや喪失感までも独りで抱え込ませたく無かったからです。
そんなこともあって、
シナリオを進める時間も減り、何より気力を復活させるのに苦労して
完成が先延ばしになってしまったのでした。
こういった話を
延び延びになっている理由にするのが凄く嫌で
公ではただただ自分の都合で遅れているとだけお伝えして来ましたが、
間もなく今年も終わろうとしているので
書き留めておくことにしました。
もうちょっと早くシナリオをアップ出来ていたら、
あれが出来たこれが出来た、という思いはありますが、
順調に製作が進み、
新しい出会いも、素敵な引き寄せも、沢山あった2021年でした。
喪中につき欠礼となりますが
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
佐藤麻子